by shirokuma-akiki カテゴリ
以前の記事
2007年 05月
2006年 10月 2006年 07月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今朝祖父母がやってきた。祖父は91歳、祖母は82歳。二人で飛行機に乗ってやってきた。
昨晩途中で挫折した片づけを朝から続け、空港まで迎えに行く。成田空港でチェックイン時から航空会社の「シニアサービス」というのをお願いしてあるので、空港で待っている「孫娘」の前まで航空会社のスタッフが祖父母を連れてきてくれることになっていた。 飛行機が到着してしばらくして、東京から来たと思しき人が少しずつ外に出てくた。銀色の自動扉が大きな音を立てて開くたびに、到着客を待ち受けるリムジンの運転手、出迎えのどこかの添乗員、おなじくおばあちゃんを待っているらしき家族連れが、いっせいにドアのほうを見る。 しばらくして、ドアが開いて車椅子に乗ったヒトがでてきた、よくよく見るとそれはうちの祖母。車椅子を押す係員の横で、背の高い女性がスーツケースを押している、その横で私の姿を見つけた祖父がニコニコと手を振っている。車椅子の上では祖母がニコニコと同じく手をふっている。私の姿を見つけて安心した二人を見て、ほっとする表情の二人の係員。 車椅子に乗った祖母を見て、心臓が止まりそうになって思わず出口専用のロープで囲われた通路を逆に歩き出す私。「えーー、ちょっと大丈夫?」が私の口から出た最初の一言であった。次に係員に同じことを聞く「飛行機の中でなにかあったんですか? 」と私。「いえいえ、特に何もありませんでしたよ。飛行機を降りてから、ここの出口までかなりの距離があるから、車椅子のほうがらくだと思って乗ってもらっただけです。それより、あなたが迎えに着てくるはずのお孫さんねー。」と空港職員のおばちゃん。 ああ、びっくりした。いやー、ほんとうにびっくりした。「結構楽でよかったわ。列にも並ばずすいすいとやってきたのよ。」と長旅で疲れた様子ではあるが、ちょっと余裕で車椅子から降りてくる祖母を見て、本当にほっとした。 「いらっしゃ~い」というのが英語のWelcomeの代わりの表現だろうか、などと思いながら銀色のドアを見ながら待っていたわたしには、驚きのお土産であったが、無事到着である。 これから2週間祖父母は私とNJに住む姪っ子のところで過ごすことになっている。祖父母とは、アイオワの大学に進学するまで、と留学後帰国して数年、同じ屋根の下で生活をともにしていたのだが、もうそれも10年程前のことになる。わたしもこの2週間はいつもの生活のペースを少し変えてみようかな、とおもいながら空港から無事にマンハッタンに戻ってきた。
by shirokuma-akiki
| 2005-10-20 22:13
| お気楽極楽
|
ファン申請 |
||