by shirokuma-akiki カテゴリ
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今朝起きてみると久しぶりに青空が出ていた。いい天気!今日は、ワールドトレードセンターサイト、ブルックリン・ブリッジ、そしてチャイナタウンでショウロンポウを食べた後、午後はNJからの二人とともに、セントラルパークを散策して、その後自然史博物館に行こう、という大変欲張りな予定を立ててみた。天気はいいし、私のアパートはぽかぽかと暖かいが、気温は8度!ああ、秋が過ぎてやっぱり冬がやってきた。
地下鉄は乗り降りがかなり億劫なので、タクシーでローワー・マンハッタンに向かった。目的地のそばでタクシーを降りると、風がビュー・ビューと吹いている。こりゃだめだ。祖母は寒がり、やせているので着込むしかないのだが、今日は私の部屋がぽかぽかしていたこともあって、あまり温かい格好をしてこなかったとのこと。とりあえず、私のリュックの中にあったひざ掛けを巻いてもらう。それでも寒そう、日本から手袋を持ってきたのだが、薄手のウールの手袋で、風を防げるものではない。 取り合えず、写真を撮りたい祖父に付き合って、4分の1周だけサイトの周りを回る。28年前にNYにきたときに、私は祖父母も展望台にいったと思っていたのだが、どうやらそれは記憶違いで、このビルは遠くから眺めただけ、と祖父が言う。なんだかここはこの2年ほど時間が止まっている感じがする、4年前の9月11日のことを思い出す。あまりに寒いので、とりあえず引き返しましょう。ということになる。その前に、近くのCenturty21で、暖かい手袋を探そう。8分ほど待って開店したデパートで祖母のためにあったかい手袋をもとめる、気に入ったものがみつかり、ほかほかの手袋を早速うれしそにつけた祖母にさらに防寒着を着てもらうためにアパートへと引き返す。 タクシーにしばらく乗っていたら、暖かくなってきたようで、気を取り直してアパートより少し前で降りて、近くのパン屋に出かける。7番街のセントラルパークの真傍にあるパン屋さんには、大きなパンがたくさん並んでいる。ここでお昼ご飯になりそうなやわらかそうなパンをいくつか買う。こういうところに来ると、祖母はにわかに元気になる、あら、これは何かしら?あの大きいパンをみんな買っていくの? このパン屋を出ると、「私がパンを持ちましょう。」と、祖父が気を利かせて言ってくれる、「それよりも風が強いかもしれないので、おばあさんと歩いてください。」とお願いする。 通り道にあるタイムワーナーセンターにまたまたよることに、今度は祖父の帽子を探すのが目的。前日にきたときに、回転ドアで逆から入ってきた女の人がすごい勢いでドアを回して、私の先を行っていた祖母が1回転しそうになってしまったので、今日は私がゆっくりと押しながら先にドアの中に入る。なんだかうしろに続いている人もゆっくり進んでいるようす。それにしても、ちょっとドアが思い。大丈夫かな。ドアを出てから後ろを振り向くと、祖父母が二人で狭い回転扉に入っている。先ほど「一緒に歩いてください。」とお願いしたのを忠実に守ってくれたらしい様子ではあるが。今回は次に続いた人も、状況を理解してくれいたようで、大丈夫だよという表情でにっこり笑ってくれていたので特に問題もなかったが、誰もがそうだとは限らない。次からは回転ドアは避けることに決定。 昼食の後、ニュージャージからやってきた親戚と合流して、セントラルパークで馬車に乗る。いつもは、馬糞がくさいな、と思う以外は特に気にも留めていなかったが、これが乗ってみると案外気持ちいい。いつもは、自転車か、歩くか、ジョギングの真似事か、これよりもはるかに高い高さから公園を回るというのも、これはこれで面白い。などと思っているとあっという間に馬車のたび終了。所要時間約20分。 その後自然史博物館に行き、ここで祖父があらかじめ渡しておいたプラネタリウムのチケットをなくす、というトラブルがあった。私が一括して預かっておいてもいいのだが、それではなんとなく気分が味わえないだろう、と思ってひとりひとりチケットを渡しておいたのだが、「それはもらっていない。」という。係員のお姉さんも、言葉はわからないまでもたくさんのポケットを探っている祖父を見て、なんとなく状況を把握したようす。「レシートがあれば大丈夫よ。みせて。ここにシニアって書いてあるから、大丈夫大丈夫。これが彼の分ね。なかに入ってOKよ。」といってくれる。ありがとうーー。こういう人って本当に助かります、ほんとうは確認のしようがないのに。 プラネタリウムでは、言葉がわからないなりに二人とも楽しんでいた。「何で日本のプラネタリウムはもっとはやらないのかしらね。」と残念そう。かつて母の職場に小さいプラネタリウムがあった、そこに何度か行ったよね、それ以来かも、という話で盛り上がる。でも、ちょっとプログラムが違うのよ、今日のほうが面白かった、と祖母。興味があったのは、祖母だったらしい。 追記:ここのプラネタリウムは何年か前にできた面白い建物です。ガラス張りの器の中に、球状のプラネタリウムが入っている、という感じのイメージで、NYの結構有名な建築家が率いる事務所が設計した、いわば観光名所のようなものである。そんなこともあって祖父が喜ぶだろうと思ったのだが、「どう思う?」と聞くと、「まあね、プラネタリウムは普通丸いものだから、まあこれも丸いわけで。」と、結構あっさり。まあそうだな、たしかに。「まあそれがガラスの中に入っているのは珍しいかな。」とのことだった。思ったほどではなかったらしい。
by shirokuma-akiki
| 2005-10-23 20:37
| お気楽極楽
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