by shirokuma-akiki カテゴリ
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今日は久しぶりに青空が見える、なんだか寒そうなきがする、温度をチェックすると4度。うーん、寒い。大丈夫かな。最近まれに見る青空だったのでやっぱりこれはエンパイヤーステートビルの展望台に行きましょう。ということになる、最近天気が悪かったから、きっと混んでいるだろう。 食後の毎朝の習慣としてトイレにこもる祖父、祖母は「どうせおじいさんは長いことトイレに入っているから、今のうちに豆腐ミールにいれる材料をきりましょう。」という。豆腐ミールとは高野豆腐の粉末のようなもので、それににんじん、しいたけ、肉などをいれて、おからのように料理をする。私はこれが大好きで、日本に帰るたびに祖母がそれを用意しておいてくれる。今回はこの粉末の材料と、おいしそうな干ししいたけを荷物に入れてもってきてくれた。この豆腐ミールを、わたしと川向こうのニュージャージーに住む大叔母Tさんに食べさせてあげたい、ということである。先日近くのホールフーズでブタのひき肉を買ってあるので、できるだけ早く料理をしないといけない。しいたけは前日から水に戻してある。それとにんじん、ねぎを刻む。わたしは小さいときから得意の、「お手伝い」として、ほとんど使われていないはかりを引っ張り出してきて、砂糖を計る。昔ならたいして時間が掛からない作業だが、なれない台所での作業には結構時間が掛かる。気づくと祖父はもうトイレから出てきて、出かける支度をしている。ちょっと時間が掛かってしまったが、エンパイヤーステートビルへと向かう。 エンパイヤーステートビルの入り口は5番街の33丁目のと34丁目の真ん中にある。タクシーを降りる前から行列が見えた。列はこの入り口からぐるっと回って、34丁目の角を曲がってかなり長い。1時間半待たないといけない、といわれる。げげげ。今から1時間半まって間に合うかな、ランチは1時半。そうそう、今日のランチにはなんとあのブーレーに行くことになっている。トライベッカで仕事をしている友人Eとそのほか親しい何人かをランチに誘っていたが、さてどこで食べようか?肉好きの祖父のために肉が出てくるところがよい、祖母には比較的やわらかいものがでてくるところがいい、それでトライベッカといえば。これはもう「ニューヨークで一番おいしいフランス料理」が食べられるブーレーしかないかな。ブーレーといえば、Kさん、そう料理好きで北海道出身〔注〕、ジャーナリストのKさんにブーレーの案内をお願いしよう。〔注:私の兄一家は札幌在住、弟も札幌で長い学生生活を過したので、祖父母の旅行先といえば北海道が多い。〕Kさんに連絡をすると、今日のお昼は時間があるので、ブーレーにお付き合いいただける、とのこと。とりあえずお昼のプランが決まってホットはしていたのだが、それにしてもこの行列。大丈夫かな。 比較的風邪は強くないものの、ここで1時間待ったら祖母には寒すぎる。しかし「せっかくここまできたのだから、お土産話にもなるし、1時間半待っている。」と祖母。祖父はどうかな、という顔をしているが、何も言わない。体力的には祖父はどうにかなると思うが、祖母はどうだろうか、こんなことなら折りたたみいすでも用意すればよかったかな。とおもった。 しばらく待っていると、ニューヨーク・スカイライドというこのビルの2回にあるアトラクションの会社の呼び込みの男の子が、「セットでチケットを買うと並ばなくていいよ。」といってやってきた。エンパイヤーステートビルのエクスプレスチケットというのがあって、それは35ドル、通常料金が大人14ドル、シニア13ドルである。このセットのチケットだと大人は30ドル、シニアは20ドル。ほかにもきっと早くあがっていく方法があるのかもしれないが、いまここで調べている時間はないし、これしか方法がない、とおもい、抱き合わせ商法とわかっていながら、この呼び込みの男の子の後に続いた。 スカイライドを飛ばそうと思ったのだが、受付のおばさんはそれはできない。20分だけだからみていってよ。という。ところが実際にはそこに入るまでに20分ぐらい待たされた。このアトラクションがいったい何かというと、「ヘリコプターの上からニューヨークを見学する」シュミレーションである。速さを感じるし、ゆれる、とかいてあっただけど、大丈夫だろうと思ってとりあえず入った。ケビンベーコンのナレーションでNY空の上を飛ぶのだが突然ケビン・ベーコンが変なボタンを押したという設定。一列7人で6列ほどある劇場のいすみたいなところに座っている私たちのひざの上には一応安全バーが降りている。「ヘリコプター」が飛び立つ前に一応確認したのではあるが、祖母がするりと抜けたりしていないだろうか。私はジェットコースターに乗るのは全然問題ないが、こういう横揺れ、振動系のものはまったくだめ、しかも映像を見ていないとなると、もうこれは車酔いすることがかくじつになる。ということもあって、ケビン・ベーコンが変なボタンを押した時点から目をつぶっていた。一応横を見て祖父母を確認するが、祖母は安全バーに捕まって目をつぶっている、祖父は前を見てとりあえず画面を見ている様子。早く終わらないかな。20分本当に長かった。 スカイライドを後にして、エクスプレスエレベーターに乗るまでさらに20分ほどまってそこから80階に上る、展望台まで後6階もある。ここから上に行くのにまたさらに待たないといけない。その途中にエンパイヤーステートビルを書いた壁画をバックに写真を撮ってくれるところがある。夏に大阪城の近くで見たことのある顔のところが開いるたしかお殿様の絵、のようなのりである。 やっとのことで展望台に付くと、おかげさまでかなりの晴れ。待っていてよかった、と思える視界である。ところが一歩外に出てみると、寒くて風が強い。祖母は飛ばされそうになるが、とりあえずぐるっと回ろうということになり、ぐるっとまわってみる。所要時間約5分、80階からの下りエレベータの待ち時間もかなりあって、地上に「生還」した時にはふらふらくたくたの3人であった。ブーレーに向かうタクシーの中で、「待ち時間が長かったけど、天気もよくていろいろ見ることができたし、話のタネになるので行ってよかった。」と、いうことになった。
by shirokuma-akiki
| 2005-10-26 22:53
| お気楽極楽
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