by shirokuma-akiki カテゴリ
以前の記事
2007年 05月
2006年 10月 2006年 07月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
昨晩は7年前にゲアン省でお世話になった日本人のお二方と食事をした。二人とも同じ国際NGOから別件で出張できておられたのだが、今の仕事に関係あることと、先々週私の面長の上司が日本に行ったときにこのNGOを訪問して、ヴェトナムのプロジェクトの話をしたことと、このNGOが私の職場からプロジェクトの資金支援を受けている、ということでニューヨークの組織改変、新しい韓国人の大大ボス(?)の話、ヴェトナムの事務所の組織、そしてアジアの組織改変の話になった。後は、組織全体の保守派が進んでいることへの懸念、などもあった。ここで、私の仕事がいかに実際の中身、というか技術面での本質から外れていて、枠組みの確認と補強などにエネルギーと時間がたくさん疲れていることを確認した。「こーくーさーいーこーむーいん」ですねー。(子供のころやったでしょ、下品だけど、「うん」をまえにつけてよんでください。そしてこれを英語に訳すと。shxt soaked civil servantですよ。)
まあそれはともかく、驚いたのは、某霞ヶ関にお役所の新しい担当者のかたが、「日本はグローバルファンド(GF)にお金をたくさんつけているんだから、どこかの国で日本のNGOがそのお金を受け取れないだろうか。」という相談(提案?)があったそうな。 え?大体GFが各国に落としているお金の規模を見るとたとえば、ヴェトナムは1200万ドルをエイズの分野で4年前に受け取っている、タンザニアはそれより一桁多い。で、それをいろいろな組織や団体に分けるのだが、基本的には現地の省庁や団体がまず優先で、そこのキャパシティーがないときは国際NGOが受け取ることもある。国によって、この決定方法は非常に曖昧で政治的なところも多いのはまあよくある話だが、そこで日本の国際NGOが入っていける余地があるか。個人的には能力が高い人がいるし、いいプロジェクトをしている組織もあると思うが、残念ながら、アメリカやイギリスのNGOに比べて政府のバックアップが少ないので、大規模のプログラムに参加した経験があるNGOがあまり多くない。途上国のNGOの人件費はサポートしても、日本の国際NGOの人件費、事務所運営費のサポートをせずに、いきなり100万ドルのプログラム〔もしくはプロジェクト〕をとってこい、って結構めちゃくちゃじゃない? それだったら、GFのお金がきちんと使われているかをモニターする部分にもっと日本の人を送り込むとか、基金申請書を審査する技術グループに入る日本人をサポートする(もしくはその育成をする)とか、いろいろとやり方はあると思うけど。確かにほかの大口拠出国は発言力も大きいので、数少ない1票国の日本の顔が見えてこないことに対するジレンマはわかる気もするけど。 でも、ここでいう「顔が見える」っていったいどういうことなのか?というのはまた今度。 PS:食事をしたレストラン、どう考えてもMSGがたくさん入っている気がするけど、気のせい?朝起きるだるいし、したが麻痺しているような。
by shirokuma-akiki
| 2006-10-17 10:51
| お気楽極楽
|
ファン申請 |
||